IOND University は、１９９９年４月１２日に米国ハワイ州において非営利教育法人− ＩＲＳ５０１（Ｃ）（３） Recognition −として創立されて以来、この管理本部を中心に、『世界の平和と繁栄を求め、日米同盟を強固にするシンクタンク』として堅実に発展してきました。 発展の原動力は、本学の教員らの研究成果を日本国内外の一般社会に還元する社会貢献と、世界各国の教育機関・政府機関・ＮＧＯ・ＮＰＯの指導者たちとの実務的な情報交換を継続する信頼関係にあります。

政策提言等に関しては、政治・経済・外交・軍事・福祉・医療面等における諸政策の提言、法律・予算面からの諸制度改革の提言、地方公共団体におけるオンブズマン制度確立の提言、企業経営上の戦略問題の解決策の提示など、主として文科系分野での研究実績のある教員が、管理本部の計画に従って実施しています。一方、生物・化学・工業などの理科系分野における産学協同研究に関しては、 本研究開発機構 (ＣＲＣＴ) が、中小企業の研究開発支援を目的に、専門的な研究実績を持つ教員を取りまとめ、諸計画の立案・実施・点検・フォローをします。

さて、IOND University には、その教授個人の責任下で運営されている２９の研究所 (Center,Laboratory, Institute) がありますが、本研究開発機構 (CRCT) は、これら教授個人 の責任下で運営されている研究所とは異なり、管理本部に直属し、主として理科系の研究開発情報の収集・分析・応用を行う、独立した「技術移転機関」です。現在までに生物・化学・医学・工学・薬学・環境科学等の数々の理科系の専門分野の研究実績を持ち、また、知的財産権を保有する教員たちの研究開発情報が本研究開発機構 (ＣＲＣＴ) に集積されています。この事業化等の応用にあたっては、本学の研究センター・研究所及び外部研究機関との相互協力が不可欠であり、各事例ごとに個別契約を締結し、現実的に対応します。

本研究開発機構 (ＣＲＣＴ) は、IOND University に所属する３１２名の教員の中から、国内外の理科系の研究者、先端的な研究活動の従事者を対象として、個別契約を結び、（１）研究成果の応用的実践と事業化に向けた助言と財政支援の実施　　（２）産業界の研究開発を支援する「委託研究」及び「受託研 究」への参加　　（３）「ＣＲＣＴベンチャークラブ」の運営等を行います。特に、産業界の研究開発を支援する「委託研究」及び「受託研究」に力を入れており、理科系の幅広い分野における経験豊富な教員と多数の名誉博士・博士が、本研究開発機構 (ＣＲＣＴ) を通じて、中小企業の研究開発を支援します。